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生命(いのち)

この夏休み、私は「全国乳幼児教育関係者交流会 神奈川大会」という3日間にわたる研修会に参加しました。(大会実行委員として、たくさん仕事もさせていただきました!)

今回の大会テーマは「生命(いのち)」。生命とは何なのか?そして、私たちは生命をどう生きていくのか?養老孟司氏や安藤寿康氏など著名人による講演や、全国の幼児教育に関わる先生方との対話を通して、「生命」について考える機会となりました。

会場のひとつ「横浜市開港記念会館」
平成元年に国の重要文化財に指定されています。
☆会場のひとつ「横浜市開港記念会館」。平成元年に国の重要文化財に指定された歴史ある会館です。

 その中で特に印象に残ったのが、生命誌研究者・中村桂子氏の講演です。講演の中で紹介された「生命誌絵巻」。そこには、地球上に誕生した生命が、長い時間の中で姿を変えながら、実に多様な生きものとして存在している様子が描かれていました。中村氏は、私たち人間もたくさんの生きものが暮らすこの大きな世界の「中」にいる一つの生命なのだと話されました。言葉にすれば、当たり前のことなのかもしれませんが、現代社会を動かしている人たちは、「人間は生物界の外側にいる」と思っているように感じる、とも語られています。今夏の震災や水害、そして熊の問題。多くの生命が失われる出来事が頻発する昨今、その当たり前を、私たちはしっかりと感じながら生きる必要があるのではないか、そんな風に思いました。

 講演の最後に、中村氏が私たちに向けて「小さな子どもに関わるあなたたちの仕事は最高ね」と声をかけてくださいました。私たちが毎日向き合っているのは、まだ人生を歩み始めたばかりの、小さな生命です。泣いたり、笑ったり、転んだり、挑戦したり、友だちとぶつかったりしながら、自分の世界を少しずつ広げていく子どもたち。その姿を、見つめ、一緒に喜び、時には迷いながらその「生命」のそばにいる。確かに、最高の仕事だと、改めて知らされました。

懇親会はディナークルーズ。夜景眩い横浜を海側から。台風のうねりにより、相当ユラレマシタ笑
☆懇親会は海の上で。夜景眩い横浜を海側から見るという贅沢な体験でした。

 さて、長かった夏休みも終わり、2学期がはじまりました。「友だちや先生に会える」といった期待を胸に、子どもたちは元気に登園してきました。早速友だちや先生と打ち解けて遊び始める姿を見ると、子どもたちにとって安心できる居場所であり、仲間と過ごす楽しみがある幼稚園生活を待ち望んでいたことが分かります。

 2学期は一年のうちもっとも充実した活動ができ、子どもの知的面や情緒面での成長がめざましい時期となります。私たち保育者は、子どもの目線に立ってモノを見、感じ、そして一緒になって考える保育を心がけて参ります。そして、かけがえのないあらゆる「生命」とともに、新しい季節を歩んでいきたいと思います。

園長 深沢 亮

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