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昭和の子どもにできて、令和の子どもにできないこと?

「昭和の子ども」にできて 「令和の子ども」ができないこと

 ネット閲覧中、そんなタイトルが目に飛び込んできました。子どもに関する話題は気になりますから、早速記事を読んでみると…

小学校入学前に知っておきたい93の約束を紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売されました。その中で、「昭和の子どもには当たり前にできていたことが、令和の子どもには難しくなっていること」が数多く紹介されています。でも、それは決して子どもたちの能力が低くなったという話ではなく、社会や家庭環境が大きく変化し、経験する機会そのものが減っているためで、「知らない」「やったことがない」ことが増えているから、ということでした。

 また、記事の中で取り上げていたのが「助けを求められない子ども」が増えているという内容で、困っていても一人で抱え込んでしまう子が増えているということです。だからこそ、子どもには困ったら「助けてと言っていいんだよ」わからなかったら「教えてと言っていいんだよ」と伝え、実際に言葉にする練習を重ねることが大切だとのことでした。

幼稚園でも「困ったり助けてほしいことは誰かに知らせてね」と日々伝えています。自分の気持ちを言葉で表現できることは、友達との関わりや将来の人間関係にもつながる生きる力の一つだと考えているからです。

しかし、幼い子どもにとって「助けて」と言うことは、決して簡単なことではありません。「迷惑をかけたくない」「怒られるかもしれない」「どう伝えればいいかわからない」――そんな気持ちから、困っていても黙ってしまうことがあります。だからこそ、大人が「困ったときは助けを求めても大丈夫」「話してくれてありがとう」と温かく受け止める経験を積み重ねることが大切です。その積み重ねが、「一人で抱え込まなくていい」という安心感を育みます。

先生や友達との関わりの中で、「手伝って」「教えて」「一緒にやって」といった言葉を自然に口にできるよう、一人ひとりの気持ちに寄り添いながら関わることで、それは単に困りごとを解決するためだけではなく、人を信頼し、自分も信じられる心を育てることにつながるからです。

「一人で頑張ること」だけが成長ではありません。「助けて」と言えること、「大丈夫だよ」と支え合えること。そのような温かな人とのつながりを、これからも子どもたちと一緒に育んでいきたいと思います。

園長 深沢 亮

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